しゃっくりの基礎知識
2017年03月31日更新 2017年03月14日公開

止まらないしゃっくりの原因と止め方

放っておいても自然に止まるしゃっくりですが、できれば早めに止めたいものです。しゃっくりの止め方は、医学的方法や民間療法などさまざまな方法があります。しゃっくりの止め方について、ドクター監修の記事でお伝えします。

生活していくうえで自然に起こる生理現象に、しゃっくりがあります。放っておいても自然に止まるものですが、息苦しくわずらわしさもかんじるため、できれば早めに止めたいものです。なかなか止まらないしゃっくりの止め方について、さまざまな観点から解説していきます。

しゃっくりとは

しゃっくりは、「吃逆(きつぎゃく)」ともいいます。しゃっくりの原因は、肺の下にある筋肉である横隔膜が痙攣するためです。横隔膜の痙攣は、自然に起こることがほとんどです。過剰なストレスやアルコールの過剰摂取、笑いすぎるなどの理由により、横隔膜が刺激され、しゃっくりが起こるとも考えられています。

しゃっくりの種類

しゃっくりは、原因により3つのタイプに大きくわけられます。中には、病気を原因として起こるしゃっくりもあります。病気が原因で起こるしゃっくりは、治療をしないと止まらない場合もあります。しゃっくりが止まらなくて気になる場合は、医師に相談してみましょう。

中枢性しゃっくり

脳や脊髄などの中枢神経が刺激されることで発生するしゃっくりを、中枢性しゃっくりと言います。脳腫瘍や脳卒中を患っていると、中枢神経を刺激するためしゃっくりが起こることがあります。中枢性しゃっくりは、なかなか止まりにくいという特徴があります。

末梢性しゃっくり

末梢神経とは、中枢神経から伸びた細かい神経で、筋肉を支配しています。その末梢神経が刺激されることで発生するしゃっくりを、「末梢性しゃっくり」といいます。肺炎や気管支喘息、胸膜炎などの、胸や消化器系の病気か原因の場合もあります。

横隔膜性しゃっくり

横隔膜が胃により圧迫されることで刺激を受け、発生するしゃっくりを「横隔膜性しゃっくり」と言います。一過性のものと、病気が原因であるものに分けられます。一気にたくさんの食事をしたりすると、しゃっくりが起きることがあります。その場合は、よく噛んで食べるスピードを緩めたりすると改善することがあります。それでも改善しない場合は、病気が原因であることも考えられます。

しゃっくりの止め方

しゃっくりを止めるには、横隔膜の痙攣を抑える必要があります。横隔膜の痙攣を止めるためには、横隔膜そのものや、周囲の筋肉、神経にアプローチしていきます。

医学的対処

医療機関でしゃっくりを治療する場合、綿棒やチューブを使用し、のどを刺激する方法がとられます。また、眼球を指圧し、迷走神経を刺激する方法も試すことがあります。アンモニアやエーテル、炭酸ガスや酸素を混合したガスを吸うという方法や、胃の洗浄をする方法もあります。

薬物療法

しゃっくりを薬物療法により治療する場合、胃腸の働きをよくする「プリンペラン(薬剤名)」という薬を用いることがあります。また、しゃっくりが出ることでイライラしたり落ち着かなくなったりする場合は、精神安定剤や鎮痛剤を処方することもあります。その他、胃腸や横隔膜周辺の筋肉の働きをよくする漢方を用いることもあります。患者に合わせて、効果的と思われる薬物を試していくことになります。

民間療法

しゃっくりを民間療法で治療する場合、さまざまな方法があります。どれも医学的根拠は不明ですが、古くから試されている方法もあるので、行ってみる価値はあります。民間療法には以下のようなものがあります。

  • ゆっくりと深呼吸をする
  • びっくりさせる(させてもらう)
  • 両耳に指を入れてふさぎ、30秒ほど聞こえない状態をつくる
  • 肺の下を手でおさえる、やさしくさする
  • 甘いものを食べて、神経を刺激する

ツボ押し

しゃっくりに効くといわれているツボは以下のようなものがあります。下記を参考に、押してみてください。

  • 天突(てんとつ)

鎖骨の中心にあるくぼみが「天突」です。しゃっくりをはじめ、のどの痛みやせきに効果があるといわれています。ゆっくりと3秒指圧、3秒離すというペースで、1度に2セットほど行ってみましょう。

  • 気舎(きしゃ)

天突から左右にそれぞれ指2本分離れた、ちょうど鎖骨にあたるところが「気舎」です。しゃっくりをはじめ、気管支や食道の症状の緩和に効果があるといわれています。気舎には、腕の動脈や静脈、リンパ腺が集まる部分のため、体に重要なツボだといわれています。

  • 巨闕(こけつ)

へその真上、みぞおちから指2本分下に位置するのが「巨闕」です。激しい腹痛や嘔吐、食欲不振にも効果があるとされています。指圧には指4本をあて、押し込むようにゆっくりと押しましょう。

  • 内関(ないかん)

手のひらを上にし、手首のシワから指3本分のところに位置するのが「内関」です。胃痛や二日酔い、吐き気などの内臓の働きに効果があるといわれています。親指でやさしく指圧します。

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